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長岡京市の宮都寺社他一覧表

長岡京市の宮都寺社他一覧表

 長岡京市の宮都寺社他表は、長岡京市教育委員会提供の「長岡京市遺跡地図第5版」を一部改変し、宮都、寺社、窯跡、水田遺跡、古墓、城館、古道を抜き出した表です。

 

宮都
名称 よみ 所在地 時代 備考
泉殿跡 いずみでんあと 開田4丁目 平安  
長岡京跡 ながおかきょうあと   長岡京期 延暦3〜13(784〜794)年

 

寺社
名称 よみ 所在地 時代 備考
乙訓寺 おとくにでら 今里3〜5丁目 飛鳥〜 礎石建物(講堂) 掘立柱の複廊 掘立柱建物 溝 軒丸瓦 軒平瓦 丸瓦 平瓦 鬼瓦 文字瓦 刻印瓦 ■[セン]仏 銭貨
乙訓坐火雷神社伝承地 おとくににいますほのいかづちのじんじゃでんしょうち 井ノ内宮山 奈良〜平安 『続日本紀』ほか
海印寺跡 かいいんじあと 奥海印寺明神前・大見坊 平安〜 9世紀半ばに権少僧都道雄により創建 海印寺10院の1院である寂照院が現存
(平)溝 (鎌・室)溝 土坑 井戸 柱穴 (江)土葬墓 緑釉陶器 青磁 白磁 木製品 銭貨 
光明寺 こうみょうじ 粟生西条内・西条 鎌倉〜 建久9(1198)年 熊谷次郎直実(蓮生)により創建
光林寺 こうりんじ 東神足2丁目 江戸〜 文明18(1486)年 道林により創建 寛永年間に現在地へ移す
金原寺 こんげんじ 金ヶ原金原寺 平安〜 天福元(1233)年 承明門院により創建 陶磁器
勝龍寺 しょうりゅうじ 勝竜寺 平安〜 大同元(806)年 空海により創建
長法寺 ちょうほうじ 長法寺谷田 平安〜 延喜年間(901〜922)千観上人により創建
鞆岡廃寺 ともおかはいじ 友岡4丁目 飛鳥〜平安 (奈〜平)溝 掘立柱建物 土坑
軒丸瓦 軒平瓦 鬼瓦 丸瓦 平瓦 多口瓶 浄瓶 仏鉢

 

窯跡
名称 よみ 所在地 時代 備考
奥海印寺窯跡 おくかいいんじかまあと - 奥海印寺奥ノ院 平安 瓦窯(平窯) 軒丸瓦 軒平瓦
乙訓寺窯跡 おとくにでらかまあと 1号 今里4丁目 奈良〜平安 第三小学校校庭 瓦窯(平窯) 平瓦 丸瓦
2号 今里4丁目 奈良〜平安 瓦窯(平窯)
鈴谷窯跡 すずたにかまあと - 奥海印寺鈴谷 奈良〜平安 須恵器登窯
谷田瓦窯群 たにだがようぐん 1号 奥海印寺谷田 奈良〜長岡京期 長岡京期の瓦窯 軒丸瓦 平瓦
2号 奥海印寺谷田 奈良〜長岡京期 長岡京期の瓦窯 軒丸瓦 平瓦

 

水田跡
名称 よみ 所在地 時代 備考
棚次遺跡 たなつぐいせき 神足棚次・橋本 平安 畦畔 人と牛の足跡

 

古墓
名称 よみ 所在地 時代 備考
回向場遺跡 えこうばいせき 1号墓 井ノ内回向場 奈良〜長岡京期 須恵器の蔵骨器
2号墓 井ノ内回向場 奈良〜長岡京期 和同開珎 萬年通寶 神功開寶
3号墓 井ノ内回向場 奈良〜長岡京期 土師器の蔵骨器
塚本火葬墓 つかもとかそうぼ - 開田4丁目 平安 0.5×0.4m 土師器(甕・皿) 須恵器(瓶子) 火葬骨
西陣町古墓 にしじんまちこぼ - 天神2丁目 平安・鎌倉 (平)墳墓 (鎌)荼毘跡
土師器皿 凝灰岩製相輪 銅製品 瓦器椀 軒平瓦 
軒丸瓦
平尾火葬墓 ひらおかそうぼ - 長法寺平尾 奈良 墓壙0.7×0.45m 蔵骨器(土師器の甕・皿) 火葬骨
不動尊古墓 ふどうそんこぼ - 井ノ内中山 平安 須恵器の壺に椀で蓋 火葬人骨 木炭

 

城館
名称 よみ 所在地 時代 備考
井ノ内館跡 いのうちやかたあと 井ノ内広海道 鎌倉〜室町
今里城跡 いまざとじょうあと 今里2丁目 室町 能勢氏の城館 堀 井戸 土坑 木橋 木簡 木製品他
海印寺城跡 かいいんじじょうあと 奥海印寺城 室町 伝高橋佐衛門の居城
開田城跡 かいでんじょうあと 天神1丁目、開田3丁目 鎌倉〜室町 土塁 堀 井戸 土坑 木製品
神足城跡 こうたりじょうあと 東神足2丁目 室町 神足貞春居城 天正元(1573)年落城 井戸 溝
勝龍寺城跡(中世) しょうりゅうじじょうあと(ちゅうせい) 勝竜寺、東神足2丁目、神足2丁目 室町〜戦国 堀 石垣 土塁 空堀 虎口 井戸 礎石建物 掘立柱建物 開削溝 土坑ほか 陶磁器 瓦 石造物ほか
暦応2(1339)年 細川頼春・師氏築城
勝龍寺城跡(近世) しょうりゅうじじょうあと(きんせい) 東神足1・2丁目、神足1・2丁目 江戸 堀 掘立柱建物 柵 井戸 土坑 茶屋口の門と橋 陶磁器 鉄製鋤先 槍
寛永10(1633)年に永井直清築城 慶安2(1649)年に直清高槻へ 廃城

 

古道
名称 よみ 所在地 時代 備考
神田古道 かんだこどう 神足神田、馬場六ノ坪 奈良 路面幅約6m(N-28゜-W) 轍 側溝(内に人と牛の足跡) 平瓦
久我畷 こがなわて   平安〜 京都の鳥羽作り道から、久我森の宮を経て大山崎町下植野を通り山崎駅へ至る。山崎津と平安京の連絡路で平安前期に開設か。「室町時代の乙訓郡条里坪付図」(九条家文書)『太平記』『山州名跡志』
4時期にわたる変遷
西国街道 さいごくかいどう   戦国〜 京都市の東寺口から向日市、長岡京市を経て、大山崎町より西宮市に至る街道。全長17里14町。文禄元(1592)年開設。「唐街道」ともいう。古代山陽道の一部