長岡京は、条坊(じょうぼう)制と呼ばれる区画割りによって碁盤(ごばん)の目状に整備されていました。幅24mの大路(おおじ)で囲まれた大区画を「坊(ぼう)」と呼び、さらにこれを幅9mの小路(こうじ)で16分割したものを「町(ちょう)」と呼びます。一町は約120m四方の敷地で、宅地の基本単位となるものです。 坊は朱雀大路を中心に右京、左京それぞれに一坊から四坊まであります。例えば、五条大路の北側、朱雀大路の西側に面した大区画は、「右京五条一坊」と表示されることになります。